【対談】WATT & TAKASE(2024.7.6)

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リスナーからの質問

ラッパーになろうとしたきっかけが聞きたいです

TAKASE:これは他のインタビューとかでも言ったりしてんねんけど、高1の時にDJ BLOODっていう地元の先輩が色々教えてくれた中で、RHYMESTERの「リスペクト」っていうアルバムを聞いてからかな。それまでにも手当たり次第Hip Hopを聞いたりしててんけど、ちょっと不良すぎて自分にはできへんというか。でもRHYMESTERを聞いたらオレ流にできる可能性もあるんちゃうかなと思って。友達で部屋に集まってCDとかレコードかけて「今日オレにMummy-Dやらして」とか「今日は宇多丸やらして」とか言ってた(笑)。

WATT:そう考えたら、TAKASEがstarplayers(=現在RHYMESTERも所属しているプロダクション)に所属するようになったって結構すごいことだよね。

TAKASE:あの時の自分に教えてあげたいもん。嬉しすぎます。WATTは?

WATT:まさかのオレも同じなんですよ、RHYMESTERの「リスペクト」。

TAKASE:え、そうなんや。聞いたことなかった。

WATT:高1の時にケイタ(韻部のkamuri)に出会うんだけど、ケイタが聞いてたCDとかMDとかテープを借りたりしてて、その中にはNasの「I am…」とかトライブ(A TRIBE CALLED QUEST)の「Beats,Rhymes and Life」とかもあって、学校の行き帰りとかに聞いてたんだけど。自分でもラップをやろうって思ったきっかけってなると、その中にあったRHYMESTERの「リスペクト」だったんだよね。だから最初にラップで真似たり、参考にしたりしてたのはケイタ(=kamuri)とMummy-Dさん。

TAKASE:kamuriはホイくん(=MCの回鍋肉 a.k.a. チャクラヒラク)の弟やんな?(※回鍋肉とTAKASEは映画「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」で共演)

WATT:そうそう。ダイさん(回鍋肉)の影響もめっちゃ大きい。

TAKASE:そうなんや。ほんならどうやってビート作ろうってなったん?ラップが先ってこと?

WATT:そう、ラップが先。あ、じゃあついでに質問に行きますけど。

初めてビートを作ったのは何歳ですか?また、その時を覚えてますか?

WATT:覚えてます。これは19歳のバレンタインデーに、渋谷のKEY楽器っていうところでMPC2000XLを購入して、そこから作り始めました。

TAKASE:バレンタイン関係あらへんやん。彼女からもらったんかなとか思ったわ。

WATT:2月14日っていうのは、ちょうどバレンタインだったから覚えてるっていうだけで関係あるわけじゃないんだけど。なんで19歳かっていうと、後々もし自分がインタビューとかされるようなことがあって、そういう類の質問が来たら「10代から作ってました」って言いたくて。ただそれだけ(笑)。

TAKASE:めっちゃおもろいやん(笑)。

WATT:だからハタチになる前にはMPC買ってビートメイク始めようと思ってて。そもそもMPC買おうって思ったのも、オレが上京してから今もずっと仲良くしてもらってるINSIDE RUNNERSってグループの三角Kさんっていう人がきっかけなんだよね(※INSIDE RUNNERSはWATTのセカンドアルバム「栞」に収録されている「MY SUNSHINE」に客演参加)。その人が「一緒に買おうよ」って誘ってくれて。そもそもMPCが何かもわかってないような時に「ビートを作るには"サンプリング"か"弾き"か手法があって、Wu-Tang(Clan)とかトライブはサンプリングだよ」って教えてくれて「じゃあオレ絶対そっち派だ。MPC買います」って。ただ買ったはいいけど使い方も何もわからなかったから、たぶんウザがられてたと思うけど買った店に何度も電話して聞いたり、雑誌見たり、三角Kさんち行って情報交換したりしてた。

TAKASE:なんかいいなー。一緒のスタートの人がいたらだいぶ違うもんな。

WATT:うん。思い出したけど、三角Kさんのラップにもオレめちゃくちゃ影響受けてるわ。たしか「DA CYPHER」(=1997年〜2002年までJ-WAVEで放送されていたHipHop,R&Bを中心としたラジオ音楽番組)のラップリミックス企画で最終5人とかに選ばれたりしてるんだよね。Mummy-Dさんのビート(「Ms.Jackson (Mr.Drunk Remix)/OutKast」)にラップ乗せて。

TAKASE:めっちゃやばい。

WATT:そう、ただあの人本当に才能があってすごいのに、全然人前に出たがらないんだよね(笑)。Hip Hopが大好きで本当に趣味でやってるだけっていうか。テープ持ってるから音源聴いてもらいたいわ(笑)。

(※本人の許可を得て掲載)

お二人はどれぐらい仲がいいですか?喧嘩をすることはありますか?

TAKASE:その質問やばいな。仲いい前提やもんな(笑)。

WATT:まず2つ目の質問から返すと、喧嘩をすることはないよね?

TAKASE:ないなー。喧嘩とかはできれば誰ともしたくないなー。

WATT:今回のアルバム制作にも通じるんだけど、持ちつ持たれつだなと思ってて。オレの苦手な部分とかをTAKASEが補強してくれてて、空いてるピースをお互いが埋めていく感じがしてて。

TAKASE:いやいや、もう持たれてばっかりですよ。

WATT:…っていうことを言い合える(褒め合える)くらい仲がいいです。っていう答えでいいのかな(笑)?

TAKASE:そうやな。ただ、なんていうんかな。いい意味で、ただのめっちゃ熱い「オレらはマイメンだぜ」みたいな、そういう感じの関係性ではないなとは思うよ。「自分が目指すこととか、やろうとしてることが近い人と同じ場所を目指す」っていう部分での信頼関係ってめっちゃあるなと思ってて。それは仕事でも趣味でも、逆に言うと一人の人間として違う部分があっても、そういう部分が共通してたら、それは別に普通のことっていうか。例えば、オレは朝まで飲みたいけどWATTは全然飲みたくない、みたいな。それってあって当たり前のことやから、別にそれを強制するとかも当然ないし。タイプが違う方がむしろ面白く感じるというか。

WATT:はいはい。

TAKASE:でも、WATTは全然朝まで飲んだりとかしてくれへんもんな?

WATT:そう?

TAKASE:イベントの時とかちゃうで。居酒屋に飲み行こうとかないやんか。もうオレ飲むぐらいしかやることないからさ(笑)。音楽とか映画とか、そういうのはもちろんあるけど、外に出て一緒に遊ぶみたいなことはないやん?

WATT:あー、まあ酒とか居酒屋がそもそも別にって感じだからね。そういえばさ、TAKASEがアルバム制作とは別件で関東滞在してた時に「せっかくだから用事終わった翌日ウチでちょっと作業しようか」みたいな予定組んだときあったじゃん?それでいざウチ来たら、体じゅうケガしてたことあったよね?「一体なにがあったの?」みたいな(笑)。

TAKASE:膝と肘とデコと…(笑)。あれも全部酒やねん。打ち上げで朝まで飲んで、10年に1回ぐらいの飲み方かましてもうて。もうなんで怪我してるかもわからへんねん。途中から記憶ないねん。

WATT:そんな中で作ったのが「ぼちぼちでます」だもんね。体じゅうケガしながらその場で歌詞書いて録って、ビデオも撮ってTAKASEが後日編集して。デコのケガがばっちり映ってるもんね(笑)?お察しします。

TAKASE:お、出た古畑(笑)。

リリックを書くときやビートを作るときに意識してることを教えてください

WATT:TAKASEは速さでしょ?

TAKASE:うん、オレは速さ。やっぱ速さってモチベーションに関わってくるから。特に誰かとやる場合。とか言ってるけど、めっちゃ待たしてる曲とかも全然あんねんけど。まあ、できるだけ。

WATT:オレはリリック書くときは、これまたMummy-Dさんとさせてもらったお話を受けてなんだけど。例えば16小節あったら、その16小節の中に一箇所でも何か面白いことを入れるっていうこと。面白いって言っても「Funny」じゃなくて「Interesting」の方ね、いわゆるパンチライン。それがリズムなのか言い回しなのか、言ってる内容なのか、とか。できてるかっていうのは別としてひとつは入れようと、入れられるようには意識してるかな。「それがどうした」で言ったら「高く積んだ積み木が崩れた/息子が言う『もう1回作ればいいんじゃない?』」っていう部分とか。なんかハッとなるラインっていうか。

TAKASE:パンチラインやと思うで。

WATT:で、ビート作るときに意識してんのは、基本はドラムかな?

TAKASE:そうやな、ドラムの鳴りがいい。

WATT:いやいやいや。でも全然まだまだっていうか、オレの好きなビートメイカーとかと比べると全然まだまだ、というレベルにすら達してないんだけど。一応ドラムの鳴りは「良くはしたいな」と思いながらやってはいる。で、そこは大前提だとしたら上ネタにはこだわってる方なのかも。あとは全体のバランスとか?音数があんまり増えすぎないのが好きかな。

TAKASE:うんうん、ラップの乗せやすさは感じるな。「ラップもやる人が作ってるビートやな」っていう。ラップしたくなるビートっていうか、ラップが乗ったらさらに良くなるっていうのを前提に作ってはるなっていうのは思うな。

WATT:派手なやつとかも憧れるんだけどね。なんか自分の作る曲ではないのかな、みたいな。

LIVEの時のセットリスト・構成などはどちらが考えるとかあるのですか?

TAKASE:基本WATTやな。「考える」っていうことにおいては基本全部WATTやな(笑)。 それで「どう思う?」って聞かれた時に、オレはオレのアイデアをちょっと放り込んだりして。全然不採用になる場合もあるし、それは全然なんとも思わへんし、そっちの方がオレはやりやすいから。

WATT:まず大枠を作ってTAKASEにお伺いを立てて、そこから引いたり足したり、微調整してくって感じでね。

TAKASE:セットリストもそうやし、オレはもう基本的にWATT & TAKASEの活動において、WATTに対して絶大な信頼を置いてるから「WATTがいいんやったら、それでいいんちゃうん?」っていうスタンスやけど。…とはいえ「さあどう濡らそう」のとこだけは譲れへんかったな(笑)。

WATT:ユルいのかカタいのかわかんないな(笑)。

TAKASE:でも基本的に「絶対ムリ」っていうことしか、オレは反論というか異論は言わへんな。オレも楽やし、その方がたぶんいいんちゃうかなとオレは思ってて。

WATT:はいはい。

TAKASE:「スムーズさ」っていうのは結構大事やなと思ってて。特にソロじゃない時に「どうやったらスムーズになるか?」っていうのを考えたら、段取りとかスケジュールとかそっちの方が大事やと思うから。あとはもうこっちが準備さえしてたらイケるぐらいの心構えでいる、というか。それが今の自分にとっての最高到達点でもあると思ってるから。だからまあ、基本的に全部WATTが考えてやってます(笑)。

WATT:はい(笑)。じゃあ次の質問ね。

お互いの好きなところを教えてください

TAKASE:えっとな。オレは、だからその、なんていうんかな…うーん(笑)。

WATT:「うーん」じゃないわ(笑)。

TAKASE:ははは(笑)。めっちゃ簡単に言ったら「優しい」やな。

WATT:なるほどね(笑)。オレのところに「3つ教えてください」って質問が来ててさ。だから3ついうと「ラップがめちゃうまいところ」と「気を遣わないでいられる」っていうのと、あとは「オレを褒めてくれるところ」だね(笑)。

TAKASE:「オレを褒めてくれるところ」やばいな(笑)。

お互いに相手の「意外だな」と思ったこと/こう見えて結構〇〇な一面があれば教えてください

TAKASE:WATTはタマゴ食べられへんとこかな(笑)。

WATT:意外だなと思った(笑)?

TAKASE:人それぞれ好き嫌いはもちろんあるし、アレルギーの場合もあるから、そんなんいじったらちょっとかわいそうやから一応「アレルギーなん?」って聞くやん。そしたら「いや違うよ」って。「アレルギーではないんや」っていうのも込みで「意外やな」って(笑)。単純に好きじゃない感じ?生も?

WATT:もう全部。でもアイスクリームとかはさ、なんていうかアディショナルボーカルじゃん?それは大丈夫なんだけど、客演とかメイン張ってたらもうムリ。

TAKASE:目玉焼きとかは?メインボーカルやもんな?ムリか(笑)。

WATT:ムリムリ。TAKASEの意外な一面ってなんだろうな?結構「気ぃ遣い」とかかな。あと「綺麗好き」とか?

TAKASE:オレ、綺麗好きか?別に綺麗好きじゃないねんけど「綺麗好きと思われたい好き」みたいな。実際に綺麗かどうかは別として、綺麗好きって思われてる方がよくない?

WATT:ウチに泊まり来た時とかも服はちゃんと畳んで寝てたり、布団畳んでくれたりするじゃん?

TAKASE:いや旅館やと思てるから。単純に迷惑かけたくないっていうか、負担やと思われたくない、汚いと思われたくないっていう。

WATT:じゃあ「気ぃ遣い」ってことだね。

TAKASE:まあまあ(笑)

お互いのソロ曲で好きな曲を挙げてください

TAKASE:オレ「夕空」(※「栞」に収録)。めっちゃいいわ。

WATT:即答(笑)。それはなんで?

TAKASE:なんか日常にスッと馴染むっていうか、普通に日常を送ってる人の温度感の夕方やねんか、情景が。仕事終わりのちょっとした解放感ある帰り道で、チャリ乗りながらとか、歩きながら、近所のスーパーとか本屋さんでも行こかなぐらいのトーンやから。すごいと思う。やっぱそういう生活に寄り添うような音楽を年々好きになってきてるから。

WATT:なるほどね。オレは「朝方のクラブ」(※「HK Stupids」に収録)かな。

TAKASE:こないだもLIVEでリクエストしてくれたもんな。

WATT:何が好きなんだろう?って考えたけどさ、最後のヴァースとかTAKASEとその周りの人しか知らないであろう友達の名前とか、固有名詞がガンガン出てくるじゃん?だけどなぜか共感できる。知らない人のことを歌ってるのになんでオレもわかるんだろう?って。でもそれがめちゃくちゃHip Hopだなと思って。同じ時代を通ったからわかる部分ももちろんあるけど。「DJが掛けるレコード/タイトル見たくて覗くと/回転中 首傾け見ると全部英語」の部分とかさ。そういう世代感があるのもいいなと。

TAKASE:なんか…ちゃんと聞いてるやん。ちゃーんと聞いてるやん。

WATT:はい(笑)。そんな感じです。

奈良公園付近でおいしい食べ物屋さんは?

TAKASE:奈良公園のめっちゃ近くで言うんやったら「志津香(しづか)」っていう、釜飯っていうか炊き込みご飯みたいな感じのお店があって、そこはいつも人が並んでるからたぶん美味しい(笑)。オレは行ったことないねんけど。

WATT:行ったことないの(笑)?

TAKASE:ない(笑)。でもちょっと離れたJR奈良の方とか行ったら、先輩の平山さんって方がやってる「G is good」っていうスパイスカレー屋さんのカレーもめっちゃ美味しいし。ジュンっていう高校の同級生がやってる「SUN ROCK cafe」とか「OIL SLOPE」っていうイタリアン、あと「よき良(よきよき)」っていう居酒屋とか、あの界隈で何個もやってるんやけど全部美味しい。雰囲気もいいし、居心地もいいからぜひ(笑)。

WATT:こないだ奈良でのLIVEにジュンくん遊びに来てくれてたよね?

TAKASE:ベロベロになっとったやろ(笑)?でも奈良ってあんまり遅い時間まで開いてる店がないから、そういうとこもいいと思う。

何部でしたか?

TAKASE:オレはバスケ部。

WATT:意外(笑)。

TAKASE:小・中・高1までやってて。小・中はキャプテンやってて(笑)。中学校の時は地元の奈良選抜でやってたから、結構本気でやっててん。もう中学の時はバスケ一本って感じで「NBA選手とかなりたいな」ぐらいの気持ちやったのに、高1なったらやめてたな。

WATT:あー、そうなんだ。

TAKASE:それぐらいの時期に音楽好きになったり、ラップやり出したから「そっちの方がやりたい」ってなってもうて。バイトとかもしたかったし、やっぱ部活やりながらやと、ちょっとムリやったから、って感じかな。

WATT:なるほど。ちなみにオレは小・中・高とサッカー部だったんだけど。

TAKASE:意外やな。

WATT:高1の時にHip Hopと出会うわけなんだけど。その当時オレ、レギュラーにもなれてなかったんだけど、そんなオレのことをMummy-Dさんが歌ってくれてるんですよ。「敗者復活戦」(※RHYMESTER「リスペクト」に収録)っていう曲の中で。冒頭で「俺は12番目のプレイヤー」って言ってて、締めが「そんな思いを胸にステージに立つ/サウンドのグラウンドにて必ず勝つ」って。

TAKASE:いや、違う違う(笑)。違うで。同じ心境の人はいるやろうけど、あなたのことを歌ってるわけじゃないやろ。

WATT:「Mummy-Dさん、その頃から僕のことをご存知だったんですね?」っていう。うん、まあだけど、そんな歌詞もあったからか余計にHip Hopにのめり込んでいくっていうところはあったかもしれない。

TAKASE:いいよな、そういうの。

WATT:そして僕はサッカー部から韻部になりました。

TAKASE:やかましいわ(笑)。

最後に

WATT:はい。ということで、質問はこれで終わりかな?今回一緒に作ってみて今後ソロのキャリアとか、制作に変化はありそう?

TAKASE:オレはあると思う。さっきも言ったけどオレはゴールを設定せずに歩き始めがちやから、ガワというかテーマとか構想を作ってから書くっていうのをある程度やった方がいいなっていうのを、結構学ばしてもらった感覚があって。その辺も今後ちょっと考えつつできたらなと。

WATT:なるほどね。オレはその逆で、もっと瞬発力というか直感で行ってもいい部分があるのかな?っていうのを勉強させていただきました。なんていうか、今回の共作は「できるけどこれまでやってなかったこと」をお互いにできたし、引き出し合えた感じがするよね。

TAKASE:たしかに。掛け合いとかオレやったことなかったもんな。

WATT:じゃあ今後はもっとオレのリリースが増えたり、TAKASEのリリースが減ったり、みたいな感じになるのかな(笑)?

TAKASE:なんでよ。減らす必要はないやろ別に(笑)。最後にちょっとこれだけ個人的に聞きたいねんけど、今まで自分がやってないようなことで、今後やってみたいことがあるんかな?って。

WATT:オレは今まで自分の作品は全部自分のビートで作ってきたけど、他の人のビートでもやってみたいなっていうのはちょっとあるかな。

TAKASE:あー。オレは逆に自分の曲を、自分のビートでやってみたくて。めちゃくちゃチープなビートになると思うねんけど。

WATT:なるほど。じゃあせっかくだから、TAKASEの作ったあのビート聞いてもらいたいね。今回のアルバムを最後まで聞いてくれた人はわかるかもしれないんだけど、ある日TAKASEが唐突に自作ビートを携帯で聴かせてくれたことがあったんだよね。で、その時の様子というか音声がアルバムの最後に入ってるんだけど、TAKASEのビートがどうやってループしてんのか全くわかんなかったっていう(笑)。マジでハテナだらけだった記憶のビートがあって。

TAKASE:せやな(笑)。

WATT:なんていうアプリで作ったんだっけ?

TAKASE:Koala Samplerっていうアプリ。それ7月27日のリリパの前売り特典にしようや(笑)。

WATT:そうしますか。たしか「wao」ってタイトルが付いてたよね?じゃあ、TAKASEのビート処女作「wao」を聞きたい人はぜひ前売りチケットを買ってください(笑)。

TAKASE:よろしくお願いします(笑)。

WATT:じゃあ、まあこんな感じで終わりにしますか。7月27日のリリースパーティーには大好きな方々を呼んで、マジで美味いカレーも用意してもらえるので、皆さんぜひぜひ遊びに来てください。それじゃあ、ありがとうございました。

TAKASE:ありがとうございましたー。

 

■Release Info


ぼちぼちいこか / WATT & TAKASE

日本Hip Hop界のアンダーレイテッドな二人のMC、WATTとTAKASEがコラボアルバム「ぼちぼちいこか」をリリース! 本作品は全曲のビートをWATTが手掛け、カラフルで表情豊かなサンプリングサウンドが主軸となっており、異なる場所にいながらも同じ時代を歩んできた二人ならではの風通しのいいコンビネーションが堪能できる作品となっている。 アルバムタイトルの「ぼちぼちいこか」は、「ゆっくりいこうか」とも「そろそろいこうか」とも解釈でき、職人気質なWATTと直感的なTAKASEの対照的なキャラクターが、いかにして本作に落とし込まれているのかも聴きどころのひとつだ。

[Track List]
1.W&T Intro
2.ぼちぼちいこか
3.お好きにどうぞ
4.トマレナイ
5.Beach Boys
6.寄り道
7.結構です
8.鍋FIESTA
9.この夜が続けば
10.それがどうした

All Produced by WATT a.k.a. ヨッテルブッテル
Lyrics by WATT a.k.a. ヨッテルブッテル,HI-KING TAKASE
Track2 Cuts by DJ MU
Mixed & Mastered by KOYANMUSIC at 御園音楽堂
Artwork by Spycetwo

▼「ぼちぼちいこか」配信URL
https://big-up.style/tnHiTJiBHW

■Release Party Info


『ぼちぼち呑もか?』
- WATT & TAKASE Album「ぼちぼちいこか」RELEASE PARTY in TOKYO -
開催日:2024年7月27日(土)
OPEN:16:00
CLOSE:22:00
入場料:2500円 (※別途1ドリンク代)
場所:恵比寿Timeout Cafe
住所:東京都渋谷区東3-16-6 リキッドルーム2F

[LIVE]
WATT & TAKASE

[DJ]
KENTA
SEX山口
LEGENDオブ伝説 a.k.a.サイプレス上野
矢部ユウナ
Kamenoko Production

[FOOD]
SPICE POSSE

▼前売りチケット[特典付き]はこちら
https://uyk.theshop.jp/items/86749603

前売りチケット特典
「茶盤/WATT & TAKASE」(未発表音源EP)ダウンロードカード
- トラックリスト -
1.ぼちぼちでます / WATT & TAKASE
2.走って掴んだマイクで上げる (Remix) feat.WATT / HI-KING TAKASE
3.遊泳 (Remix) feat.HI-KING TAKASE / WATT
4.寄り道 (Another Take) / WATT & TAKASE
5.Beach Boys (Demo Version) / WATT & TAKASE
6.wao(アルバム「ぼちぼちいこか」の最後に入ってるWATTが首をかしげたTAKASE作ビート) / HI-KING TAKASE


『ぼちぼち呑もか?』
- WATT & TAKASE Album「ぼちぼちいこか」RELEASE PARTY in OSAKA -

開催日:2024年10月19日(土)
場所:梅田 チルアウト酒場 ネバフ食堂
住所:大阪府大阪市北区神山町15-8
open:15:00  close:21:00
前売り 2500円 +1D (限定40枚)
当日 3000円 +1D

[LIVE]
WATT & TAKASE

[Front Act]
OneMi

[DJ]
ID.K a.k.a Wolt Beats
匠(寅ノ回)
YASHUN

[FOOD]
高瀬川キッチン

▼40枚限定前売りチケット[特典付き]のご予約は
hikingtakase_info@yahoo.co.jp
までお名前、枚数、お電話番号をお送りください。

前売りチケット特典
「茶盤/WATT & TAKASE」(未発表音源EP)ダウンロードカード
- トラックリスト -
1.ぼちぼちでます / WATT & TAKASE
2.走って掴んだマイクで上げる (Remix) feat.WATT / HI-KING TAKASE
3.遊泳 (Remix) feat.HI-KING TAKASE / WATT
4.寄り道 (Another Take) / WATT & TAKASE
5.Beach Boys (Demo Version) / WATT & TAKASE
6.wao(アルバム「ぼちぼちいこか」の最後に入ってるWATTが首をかしげたTAKASE作ビート) / HI-KING TAKASE

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